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政治の仕組みを分かりやすく解説

安倍談話の全文

2015/11/20

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安倍内閣は14日夕の臨時閣議で戦後70年の談話を閣議決定し、安倍晋三首相は同日午後6時すぎに首相官邸で会見を行い談話を発表しました。会見(戦後70年談話)の全文は以下の通りです。

8月は私たち日本人にしばし立ち止まることを求めます。今は遠い過去なのだとしても、過ぎ去った歴史に思いをいたすことを求めます。政治は歴史から未来への知恵を学ばなければなりません。

戦後70年という大きな節目にあたって、先の大戦への道のり、戦後の歩み、20世紀という時代を振り返り、その教訓の中から未来に向けて、世界の中で日本がどういう道を進むべきか、深く思索し構想すべきであると、私はそう考えました。

同時に、政治は歴史に謙虚でなければなりません。政治的、外交的な意図によって歴史が歪められるようなことが決してあってはならない。このとも私の強い信念であります。

ですから、談話の作成に当たっては20世紀構想懇談会を開いて、有識者の皆さまに率直、かつ徹底的なご議論をいただきました。それぞれの視座や考え方は当然ながら異なります。しかし、そうした有識者の皆さんが熱のこもった議論を積み重ねた結果、一定の認識を共有できた、私はこの提言を歴史の声として受け止めたいと思います。そしてこの提言の上に立って、歴史から教訓をくみ取り、今後の目指すべき道を展望したいと思います。

100年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は19世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって近代化の原動力となったことは間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は植民地支配の下にあった多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。

世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化にブレーキがかかりました。この戦争は、1000万人もの戦死者を出す悲惨な戦争でありました。人々は平和を強く願い、国際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。戦争自体を違法化する新たな国際社会の潮流が生まれました。

当初は日本も足並みを揃えました。しかし世界恐慌が発生し、欧米諸国が植民地経済を巻き込んだ経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムはその歯止めたり得なかった。こうして日本は、世界の大勢を見失っていきました。

満州事変、そして国際連盟からの脱退、日本は次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした新しい国際秩序への挑戦者となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んでいきました。

そして70年前、日本は敗戦しました。

戦後70年にあたり、国内外に倒れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の哀悼の誠を捧げます。

先の大戦では300余同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、極寒の、あるいは灼熱の、遠い異境の地にあって、飢えや病に苦しみ亡くなられた方々。広島や長崎への原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が無残にも犠牲となりました。

戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が数知れず失われました。中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず食糧難などにより多くの無辜の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも忘れてはなりません。

何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を我が国が与えた事実、歴史とは実に取り返しのつかない苛烈なものです。1人ひとりにそれぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ断腸の念を禁じません。

これほどまでの尊い犠牲の上に現在の平和がある、これが戦後日本の原点であります。二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。

事変、侵略、戦争、いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に決別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。先の大戦への深い悔悟の念と共に、わが国はそう誓いました。自由で民主的な国をつくり上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは静かな誇り抱きながら、この不動の方針をこれからも貫いてまいります。

わが国は先の大戦における行いについて、繰り返し痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンをはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一環して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。こうした歴代内閣の立場は、今後も揺るぎないものであります。

ただ、私たちがいかなる努力を尽くそうとも、家族失った方々の悲しみ、戦火によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛い記憶は、これからも決して癒えることはないでしょう

ですから私たちは心に留めなければなりません。戦後、600万人を超える引き揚げ者が、太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた3000人近い日本人の子どもたちが無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが長年に渡り、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。

戦争の苦痛をなめ尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐えがたい苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。そのことに私たちは思いをいたさなければなりません。

寛容の心によって日本は戦後、国際社会に復帰することができました。戦後の70年のこの機にあたり、わが国は和解のために力を尽くしてくださったすべての国々に、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

日本では戦後生まれの世代が、今や人口の8割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

しかしそれでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

私たちの親、そのまた親の世代が戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で命をつなぐことができた。そして現在の私たちの世代、さらに次の世代へと未来をつないでいくことができる、それは先人たちのたゆまぬ努力とともに、敵としてし烈に戦った米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、恩讐を超えて善意を支援の手が差し伸べられたお陰であります。そのことを私たちは未来へと語り継いでいかなければならない。

歴史の教訓を深く胸に刻み、よりより未来を切り開いていく、アジアそして世界の平和と繁栄に力を尽くす、その大きな責任があります。

私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、わが国はいかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的、外交的に解決すべきである。この原則をこれからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。

私たちは20世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去をこの胸に刻み続けます。だからこそ、わが国は、そうした女性の心に常に寄り沿う国でありたい。21世紀こそ女性の人権が傷つけられることのない世紀とするために、世界をリードしてまいります。

私たちは経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去をこの胸に刻み続けます。だからこそ、わが国は、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で公正で開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界のさらなる繁栄を牽引してまいります。繁栄こそ平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に医療と教育、自立の機会を提供するため、一層力を尽くしてまいります。

私たちは国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、わが国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と力を携えて、積極的平和主義の旗を高く掲げ、これまで以上に貢献してまいります。

戦後80年、90年、さらには100年に向けて、そのような日本を国民の皆さまとともにつくりあげていく決意であります。

以上が私たちが歴史から学ぶべき、未来への知恵であろうと考えております。

21世紀構想懇談会の提言を歴史の声として受け止めたいと申し上げました。同時に私たちは歴史に対して謙虚でなければなりません。謙虚な姿勢とは、果たして聞き漏らした声がほかにもあるのではないかと、常に歴史を見つめ続ける態度であると考えます。

私はこれからも謙虚に歴史の声に耳を傾けながら、未来への知恵を学んでいく、そうした姿勢を持ち続けていきたいと考えています。

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