トラブル 解決方法 法律とは簡単に解説

経歴詐称は犯罪なのか?無罪?有罪?

2017/10/23

経歴詐称というのは犯罪になるのか?ならないのか?

最近では「ショーンK」の愛称でテレビのコメンテーターなどとして活動する経営コンサル
タントのショーン・マクアードル川上さんが経歴詐称で活動を自粛していますが

 

 

果たして経歴詐称というのは刑事罰に問えるのか?

そこの所を調べていきたいと思います。

 

そもそも経歴詐称というのはどこの学校で学んでどういう会社で働いたのか

嘘の経歴を言う事です。

 

 

例えば本当は高卒なのに東大卒と嘘をついてみたり、大企業で働いていたと嘘をついたりする事です。

 

 

 

 

 

何故、経歴詐称をするのか?

学歴や職歴の詐称では罪にならないというのはわかりましたが。

結局なんで、嘘の経歴を使ってしまう人がいるのか?

 

それは説得力が違うからです。

 

何を言ったかよりも誰が言ったかが大事なんて言われますが。

 

高卒の人間が賢い事を言うよりもハーバード大学を卒業した人間が同じ事を言ったほうが説得力や信頼感がある。

また、僕たちって肩書きがしっかりしているとなんだか安心してしまいますよね?

 

良い経歴は無条件で人に信頼感や安心感を与えるからビジネスをする時に有利になる場合が多い。

そういう事情もあって経歴詐称をする人は多いのです。

 

 

学歴詐称とは

実際の学歴よりも高い学歴を言ったりその逆で低い学歴を言ったりする事もあります。

高学歴詐称だとこんな感じになります。

左側が実際の学歴だとすると

 

  • 中学卒業 → 高校卒業(中退)、大学卒業(中退)、大学院修了(中退)
  • 高校卒業 → 大学卒業(中退)、大学院修了(中退)
  • 大学卒業 → 大学院修了(中退)

 

中退とか「科目履修生」や「聴講生」だったのに「卒業」と詐称するのも経歴詐称です。

 

 

逆に低学歴と詐称するケースもあります。

こんな感じですね

  • 高校卒業(中退) → 中学卒業
  • 大学卒業(中退) → 高校卒業(中退)、中学卒業
  • 大学院修了(中退) → 大学卒業(中退)、高校卒業(中退)、中学卒業

 

なんでこんな事をするのかと言えば

例えば地方公務員の職員採用試験を受けたいけれど【大卒】は受験できないため

【高卒】として受験したという例があります。

職歴詐称

職歴詐称について詳しく書いていくとこんな感じです。

  • 企業名
  • 官公職
  • 職業上の地位(職位)や資格
  • 職務の内容
  • 雇用形態
  • 在籍期間
  • 転職回数

転職で履歴書の職歴欄に嘘を書いたりするのはやってしまいがちだけどダメです。

特に菅公職や職業上の地位や資格をごまかすのはダメ。

転職先に必要のない資格を省くのは別に構わないかもしれませんが取得してもいない資格を書くのはダメ。

 

経歴詐称は基本、罪にはならない

経歴詐称をしただけでは罪に問うことはできません。

というのも経歴詐称しても本人は何にも得をしないからです。

 

 

見栄を張りたいだけの経歴詐称は罪にならない。

しかし、高卒なのに大卒と偽って入社後の給料が変わってしまうなんてケースの場合は詐欺罪になる可能性があります。

 

 

自分を大きく見せるための嘘で罪になる事はないけど。

はっきり言って損をするだけだと思います。

 

 

経歴詐称が適用されるのはこんなパターン

 

軽犯罪法に引っかかるパターン

「公務員などの職名や学位、法令で定められた称号を詐称すると、一応、罪(軽犯罪法1条15号)になります」

例えば、警察官じゃないのに警察官を名乗ったりするのは国家資格である○○士を詐称すると軽犯罪法違反になってしまいます。

軽犯罪法1条15号は以下のように規定しています。

第一条  左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。

 

十五  官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者

 

 

経歴詐称に関しては以下が問題になります。

  • 官公職・・・公務員の官名、職名のこと
  • 学位・・・学士、修士、博士など学位規則に定められた称号
  • その他法令により定められた称号・・・弁護士、弁理士、医師や学校教育法に定められた称号など
  • 外国におけるこれらに準ずるもの・・・外国において上記3つに準ずるもの

 

罰則は

上の条文には「拘留又は科料」という罰則が規定されています。

  • 拘留」とは、1日以上30日未満の範囲で刑事施設に拘置される刑罰です。
  • 科料」とは、1000円以上1万円未満の範囲で金銭を徴収される刑罰です。

 

公職選挙法違反になる。

選挙に立候補した人が有権者に経歴詐称をすると公職選挙法235条で「虚偽事項の公表罪」という事で公職選挙法違反になる。

 

第二百三十五条  当選を得又は得させる目的をもつて公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、

職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その者に係る候補者届出政党の候補者の届出、

その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。

 

つまり、有権者に経歴詐称をして選挙に立候補するのはダメって事ですね。

当選しても落選しても公職選挙法違反は適用されます。

 

会社に経歴詐称がバレたらクビになる?

重大な経歴詐称はクビになる可能性が高い

企業側としたらその経歴から見て取れる優秀さや持っている学位や資格に期待して採用したわけです。

職務規定や服務規程で経歴詐称の規程があれば懲戒処分になる事もあります。

 

 

懲戒処分の罰則重い順に書くとこうなります。

  • 懲戒解雇(免職)
  • 諭旨解雇(免職)
  • 停職
  • 減給
  • 降格
  • 戒告(譴責)

 

 

なのでケースバイケースですが能力評価や組織内の位置づけに影響する場合は、『解雇が可能』とされる傾向があります

とは言え学位とかが絡まない「以前、○○で働いていました」とか「私は○○の末裔」とかそういう経歴詐称では

会社を解雇される事はありません。

 

信用されなくなるのが最大のデメリット

経歴詐称は罪にならない場合が多い、詐欺罪にも私文書偽造にもならない

しかし、学位や一部の資格で経歴詐称は罪になる。

そんな事は大した問題ではなく最大のデメリットはズバリ!

 

 

信用されなくなるという事です。

信用されないという事は仕事を振ってもらえなくなったり

知人や友人が離れてしまう可能性もあります。

 

ウソをつく人というのは信用されません。

嘘つきのレッテルを貼られたら社会人として生きづらくなってしまう。

 

職場で居場所がなくなったり、フリーランスで働いている人は仕事の依頼がこなくなるかもしれません。

まとめ

経歴詐称は罪にならない。

例えあなたが「徳川家康の子孫だ!」と名乗っても罪にはならない。

公務員や国家資格で認めらる称号を詐称するのは軽犯罪法違反。

経歴詐称をしてしまうのは信頼感や安心感を無条件に与えてしまう効果があるからです。

ではでは(^ω^)ノシ

ブログ検索

[SmartAds4]

アーカイブ

-トラブル 解決方法, 法律とは簡単に解説
-, , , , , ,