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決断力のない男のランチタイム1~4

 

おはようございます。

 

小山佳祐です

 

こんな奴がいたらどう思いますか?

 

 

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俺には決断力と言う物がない
はっきり言ってなんで皆があんなに簡単に物事を決められるか不思議でしょうがない。
何をするにも決めていたら疲れるだろうに
人に言われた事や命を守るタメの決断ができればそれでいいと思っている。
世間じゃ俺のような男はダメ人間にカテゴライズされる事もわかっているが、
それでも俺は幸せに生きてきた。多分死ぬまでこのままだろう。

1章 ランチが食べられない

俺は外食が嫌いだ。
会社じゃ社員食堂の本日のオススメしか食べない。
何故なら自分の意思で今日食うものを決めようとすると時間がかかって仕方ないのだ。
とにかく俺は外食の時はオススメしか食べない。

そんな俺ではあるが、
ミスもする。
休日、町で偶然会った迷惑な幼馴染から逃げて適当なレストランに逃げ込んだ。
時間は13時、昼食をとるにはいい時間だろう。
コーヒーを頼んでからメニューを見た。

「オススメのランチメニューがないだと!」
俺は小声で絶叫した。
器用な奴だと思ったかもしれないがこれは俺にとって必須スキルだ

もしここで俺が感情的に叫んでしまったら恥ずかしくてこの店から
出るか恥ずかしさに耐えて店に残ってご飯を食うかを決断しないといけない
もうすでにコーヒーを注文した後では俺の中から店から出るという決断はできない。
仕方ない久しぶりにメニューをちゃんと見て昼飯を決めるか。

俺としては腹が減っているからガツンとしたものが食いたい。
しかしこのステーキセットやハンバーグセット、トンカツ定食、照り焼きチキン定食、
・・・・・多すぎる
どうやって決めればいいんだ。

ジューシーなステーキ、柔らかなハンバーグ、サクサクのトンカツ
優しい甘みの照り焼きチキン
どれも胃袋を刺激する、食べ物たち
この中からどれか一つを選べなんて残酷過ぎる。
この展開をどうやって打破したものか

二つ頼んでしまうか?
いや待て
それだと
どれを食べるか+組み合わせを
考えなければいけない。
それにご飯を残すのは嫌だ。
やはり一つに絞るしかないか。

しかし甲乙つけ難い、とりあえず、一品注文してリピーターになるか?
いや、しかしそれだと何時もの店に行くかこの店にくるかでまた悩んでしまう。

八方ふさがりになってきた。
ここは、どうするべきか。

「ドスン!」
背後の席に誰か座ったようだ。
振り返り後ろを見ると大学生くらいの男がいた
すぐにウェイトレスを呼ぶためのスイッチを押していた

憧れるな~ああやって即決できるのは、そうだあの人と同じものを食べよう。

背後の席座った男の注文に耳をすました。

「スタミナ丼 鬼盛りで!卵もつけて」

よし!じゃあ俺もと言いたかったが鬼盛りって!

不吉な予感に注文を躊躇した。

それは洗面器だった。
まさに顔を洗うお湯入れるのに
ピッタリの大きさだった。

その丼(洗面器)に山盛りのご飯。
肉も山盛り、肉の山が見えた
まさにザッ!肉食系!

→ [link]http://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38007371/dtlphotolst/P8308980/

男はそれに割り箸を手に取り
おもむろに食べはじめた。
それは食事というより作業だった。

ザクザクとご飯を削り肉を切り崩す。
俺には到底できない所業だった。

「よかった、注文しなくて」

味に飽きたのか卵をかけて食べていたが
今は紅生姜を親の仇のようにのせている。

俺は男が食べ切るのを
まじまじと見てしまった。

現在14時00分

早く頼まないとランチタイムが終わってしまう。

どうしたものか

「ちょっと注文頼めるかしら」

どこかヒステリックな声が聞こえてきた。

「ちょっといいかしら」

ヒステリックな声が店内に響いた。

「注文いいかしら?」

どうやら注文をするようだ。

そうだこの人を参考にしよう見たところ

常連さんのようだ。

「あたくしはコーヒーを○○ちゃんにはdセットをいただけるかしら?」

○○ちゃん?

子供でもいるのか?

その子の名前は聞き取れなかったがまあいいか。

よし、dセットだな

俺はメニューを開きdセットを探した。

すぐにdセットは見つかった。

どうやらクッキーのようだ

それとジャーキー?

皿も安い金属の皿だし

おかしいな?

dセットの内容を良く読んだ。

そこにはこう書いてあった

「お犬様専用メニュー」

「ワンランク上でワンダフルだワン」

むかつく(ーー゛)

おかしい、なんでペットメニューがあるんだ

・・・・・・・ここは普通のお店じゃないのか?

メニュー書いてある店名を確認すると

ペット同伴オッケ~

可愛いペットとアンニュイな午後が楽しめます。

店名とか気にせず飛び込んだから分からなかった

なるほどな~

ってあのおばさんただ散歩するついでに

お茶しにきただけか

よく見たらあのオバサン、ワンちゃん(でっぷりしたシーズ)に餌やってるし

というかジャーキーを口移しで食わせんな気持ち悪い。

いつになったら昼ご飯が食えるんだ?

決められない自分が不甲斐ないな~

ワンちゃんに餌をやり終わったオバサンは会計をすませ店を出ていった。

「腹減ったなさっさと昼飯を決めよう」

「どうかなさいましたか?」

その時、俺に天使のような優しい声が聞こえた。

その優しい声に俺は振り向いた。

「コーヒーのお代わりはいかがですか?」

「お願いします」

俺は考えた。

この優しそうなウェイトレスさんにオススメを聞いてしまおうか?

そう思っていたときに声をかけられた。

「あの~先ほどから頭をかかえてどうしたんですか?」

「あ・・・あの実は」

急にノドの調子が悪くなり声が掠れ始めた。

俺の対人恐怖症でコミュ障な性格はなんとかならんものか

「注文が決まらなく」

「そうなんですか~どれも美味しいからしょうがないですね」

ああ~なんて優しい対応なんだ

「そうなんです。ハンバーグも美味しそうだし、このパスタも美味しそう」

目移りしてしまう。

「そうですよね~」

ウェイトレスさんは相槌をうってくれる

「ウェイトレスさんはどれがオススメなんですか?」

ぽか~んとしたウェイトレスさん

「わ・・私ですか?私はミックスフライ定食が好きなんですよ」

「じゃあミックスフライ定食を一つください」

「決めるの!早!」

おどろくウェイトレスさん

まあ、そうだろう1時間30分くらい決まらかったメニューが

自分の一言で決まるとは思うまい。

「そんなに驚かなくても」

「いや~何だかナンパ目的でウェイトレスに話しかけるの待っていたようにしか見えない」

「そんな事ないですよ。本当に困っていたんです。助かりました」

「そう言われると照れますね、注文はミックスフライ定食が一つですねかしこまりました。」

さっていくウェイトレスさん

やっとご飯にありつける。

1時間以上もウダウダしてバカみたいだな俺は。

そうしてミックスフライ定食がテーブルにやってきた

さてと食べるとするか!

その時、店の入口から小柄な女性が俺を見て

こう言った!

「見つけたっ!!!」

 

(続く)

 

 

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